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 基礎技術テーマ:葉の表現 葉の生い茂った木 (作成:1997年7月)
 

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 木のテストアニメから。
 葉の表現には色々とある。
 丁寧に葉を1枚づつ枝に付けていったら(そういうのを一発で作成してくれる特殊なプラグインもある)、
 たった一本の木で何十万ポリゴンということになりかねない。
 葉っぱにズームするアニメなら必要かもしれないが、森の表現などはとうてい不可能。
 そこで、木の表現方法は色々考えられている。
 最もオーソドックスな方法は、何枚かの板ポリゴンを木に貼り付け、
 フラクタル・ノイズ(計算によって作られた次元分裂図形。アットランダムな模様とでも言おうか)のイメージで、
 クリップ・マスク(アルファ・マスクで擬似的にオブジェクトをくりぬく方法)や
 トランスペアレンシー・マップで葉っぱに見せかける方法(上の図)。木に葉が生い茂っているように見える。
 
 ただし、リアルレンダリングでは影の計算にけっこう時間がかかるので、
 遠景の木であれば1枚か(上から見て十字形に組んだ)2枚の板ポリゴンで済ませる。
 
 さらに遠景の木であれば、1枚の板に木のイメージを貼って(※クリップマップと併用)済ませる。
 他にもいくつか方法があるが、いずれも低ポリゴン数を維持しながら、木のイメージを失わせない工夫が必要。