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動画生成Ai研究:パート2 (記事記載:2026年 2月13日)
なかなか時間が取れなくて記事の間隔が空いてしまいましたが、Ai生成の動画編、その2。
一度には無理ですので、少しずつ深掘りしていきたいと思います。
⇒Ai生成:動画編・パート1はこちらからご覧くださいませ。
⇒Ai生成画像アルバム(動画編)はこちらからご覧くださいませ。
・AdobeのFireflyをプラットフォームに使ってできること
Ai生成アプリは、雨後の筍の如く色々出てきていますが、パート1でも書きましたが著作権等の問題をクリアーするため、業務で使用する場合はAdobeのFireflyをメインに使っています。Adobeが認証してくれるので、仕事で安心して使えるからです。
しかしFireflyはネイティブのAi生成ソフトだけでなく、複数の他社のアプリも指定して使用することができます。
現在、ネイティブの Firefly Videoの他に、他に veo、Runway、Ray、Sora、Pika も指定できます。
無料ではなく、全て料金(※クレジット)がかかります。
それぞれクレジット額は異なり、数百クレジットで済むものから、高額な2,000クレジットの物まで幅広いです。
2.AdobeFireflyの使い方
時間軸が発生するので、静止画作成より設定できる項目が増えます。
解像度、縦横比、FPS、時間です。
ただし、フレーム/秒は24FPS固定です。テレビやビデオの30FPSではなく、映画の24FPSです。
秒数も2~3種類選択できるものから、1種のみ固定のものもあります。
解像度は、540p、720p、1080p、4Kなど数種類から選択できるものから、720p一択のものもあります。
解像度が高いほど、時間が長いほど、クレジットが高額になります。
設定の仕方を簡単に記します。
まず、使いたいモデルを選択します。下記は、ネイティブの Firefly Video を選択した例。
次に解像度を選択します。これは1080p(1,920×1,080pixelプログレッシブ)を選択した例。
720pしか選択できないものをあります。
また、解像度が高いほどクレジット料金が高くなります。
それから縦横比を選択します。これは16:9を選択した例。
複数選べるものもあれば、指定された比率しか使えないものもあります。
では、実際に使ってみましょう。
3.各社生成画像の比較
実際に各社のAi生成動画には、どのような違いがあるのでしょうか。
比較は、すべて同じ条件からスタートするため同じ画像をベースに使用します。
ベース画像は他社の著作権を侵害しないように、うちのハスラーを参考画像にして Adobe ネイティブの Firefly で作成しました。
↓
プロンプトの指示
「戦闘地域のコンバット風にしてください」
↓
この架空の車両のAi生成画像を最初のフレームに設定します。
PC内に保存したので、デバイスを選び・・・
保存先のフォルダーから、この画像を読み込みます。
動画生成のプロンプトの指示は
「この車両が戦場の激しい戦火の中を走行する 」
で統一します。
さて、各社どの様に解釈して、どのようなAi動画を作り出すでしょうか?
まずはネイティブのFirefly Video から。
1080p・5秒で、クレジット額は500クレジット。
動画ですのでけっこうかかります(静止画10クレジットの50倍)。
どんな動画に生成されたでしょうか?
・Aiで補足した周囲の瓦礫は自然です。
・炎や黒煙、車の土煙などのパーティクル系の動きと質感はリアルです。
・車両の動きは物理法則にしたがっているようです。
・車両は空車のままで、ドライバーは補完されていません。
・見えなかった車両の背面のモデリングとマッピングがおかしいです。これはNGです。
・指示していないのに、何故か動きがスローモーション撮影したかのようになっています。
全体的に「一応車を動かしました」的な凡庸な(チープな)シーンです。これらも含めてNGです。
次に一番コスト的に安い、Pika 2.2。
720p・5秒で、125クレジット。
1080p・5秒で、倍の250クレジット。
どんな動画に生成されたでしょうか?
・こちらもAiで補足した周囲の瓦礫は自然です。
・炎や黒煙、車の土煙などのパーティクル系の物理的な動きと質感もやはりリアルです。
・車両の動きは物理法則にしたがっているようです。
・Aiで補完した見えないリアゲートのモデリングやマッピングも良いです。
・車両が近づき、そのまま右にパンして通過するカメラワークに迫力があります。
・空車にドライバーを搭乗させてくれたのは良いのですが、頭に得体の知れないエラーがモデリングで付加されています。
これは画像としてNGです。他は良いのに、この一点で使えない動画になっています。
やはりコストが安いなりの代償でしょうか?
3つ目は、veo3.1 で生成します。
1080p、8秒で、400クレジット。
音声が付加できるようですが、今回の目的では無いのでオフにしました。
・補完された瓦礫の戦場の背景は良くできています。
・こちらもドライバーが付加されています。
・炎や黒煙、車の土煙などのパーティクル系の物理的な動きと質感もとてもリアルです。
・瓦礫の上を走る車両の物理的な動きがとても印象的で、迫力を感じさせます。
全体的にNG要素が少ないばかりでなく、迫力のある印象的なシーンに仕上がっています。
続いて、Ray3.14。
1080p・5秒で、400クレジット。
Rayは、上記の3つのプログラムと大きく違う点が見られます。
・背景の補完が、上記3アプリは延長的な瓦礫や廃墟イメージですが、Rayは全く違うレンガ作りの廃墟建造物を付加しています。
・Rayだけが、銃口から発射するシーンを加えています。
・こちらも、炎や黒煙、車の土煙などのパーティクル系の物理的な動きと質感はとてもリアルです。
・ドライバーと助手席搭乗者と後席人物までを付加し、その挙動も自然です。
こちらのveoと同様、NG要素の少ない、かつ印象的なオリジナルなシーンに仕上がっています。
最後に、Sora2。
720p8秒で240クレジット。
ちなみにこちらは音声が自動的に付加されます。
音声は今回の比較目的外ですが、OFFボタンが無いのでそのままAi音声も付きます。
・こちらも、炎や黒煙、車の土煙などのパーティクル系の物理的な動きと質感はとてもリアルです。
・補完されたドライバーのモデリングや質感(マッピング)がよく分からない(見えない)。
・補完された背景がごく普通で常識的な範囲の生成。
・いかにもCGチックなカメラワーク。
NG要素が少なく悪くはないが、全体的に凡庸なシーン。
720pしか選択肢がないのも、1080pで動画を作成している場合は困る要素。
と、各社の生成動画を見てみました。
(上記5つ以外もありますが、他にも色々試行錯誤してクレジットを大量消費しましたので今回はこれにておしまい)。
炎や煙と言ったパーティクル系の物理的な表現は、各社とも及第点かと思います。
ですが、ベース画像が同じでかつプロンプトの指示が同じでも、各々独自性があり相違があります。
これらの比較で各社の傾向を表したことにはなりませんが、各社の違いがあることは明白かと思います。
自分が欲する生成動画が得られない場合、他社プログラムを試してみるのも一考かと思います。
また、秒数が全て5~10秒程度のカットしか作れないので、長尺のカットが必要な場合はFirefly以外のアプリを模索するしか無いですね。この件については、また別の機会に。
最後に生成Aiで作成したハスラーの「豪雪地域バージョン」と「常夏の島バージョン」を載せて、今回は終わりにいたします。
「Ai生成動画編:パート3」では、更に深掘りしていきたいと思います・・・いつになるか分かりませんが(^^;