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Light Wave 3D限定TIPS 01:タービュランスFDのヒント
(記事記載:2016年 1月17日)
このコーナーは、"Light Wave 3D"限定のヒント用にオープンしました。
僕も長年 Light Wave ユーザーですが、他の3DCGソフトと比べて、情報はホントに少ないです。
日本語表記はとても少なく、ググって出てくる情報はほとんど英語を初めとする外国語の情報ばかりです。
そんな状況なので、LightWaveに関する情報を求めている方々は多いのではないかと思い、
日本の"LightWave 3D"ユーザーのためにこのコーナーを設けました。
とは言っても、私はCG専門学校講師でもないし、そうそう暇でもないので、手取り足取りの詳細リファレンスは作れませんので、
制作のキーポイントのみ記載します。細かい点は、色々試行錯誤で探ってくださいませ。
<タービュランスFDのヒント>
タービュランスFD(以下TFD)をお買いになったユーザーはご存知かと思いますが、実戦に仕えるマニュアルが付属していません。
大元の開発会社のサイトにも、簡単な日本語マニュアルがありますが、使い方は具体的にはほとんど分からないと思います。
なので、TFDを使うためのキーポイントの基礎ヒントを記載します。最後に完成動画を貼り付けておきます。
Ⅰ.炎を作るためのヒント
まずは、炎を作ってみましょう。
①炎の元になるのは、パーティクルエミッターかオブジェクトです。このページでは、半球形のオブジェクトを用意しました。
オブジェクトに、TurbulanceFDタグのMake Emitterを適用します。
②Emiitterを選択し、Emiiterパネルを開きます。ChannelsタグのTemperature ModeのSETを選択し、数字を入力。ここでは、1を入力。
③次に、TurbulanceFDタグのAdd Containerを適用します。TFDは、Containerで定めたGrid Sizeの中でしか流体をシミュレーションしません。
なので、XYZの各軸に炎よりも大きな値を入れます。このBOXの中が、TFDが適用される範囲です。BOXは移動可能です。
④次に、TemperatureタグのActiveにチェックを入れ、アクティブにします。
⑤最後に、RenderingタグのFire ShaderのChannelからTemperatureを選択し、シミュレーションをStartさせます。
表示モードVPRにして、炎のイメージをみます。Editi Mappingを開いてグラフをいじって完了です。
Ⅱ.炎に煙を付け加える
次に、炎に煙を付け加えます。基本的に、炎でやったことをdensityで繰り返します。
①炎でやったのと同様に、EmiitterパネルのChannelsタグのdensity ModeのSETを選択し、数字を入力。ここでは、1を入力。
②次に、ContainerパネルのDensityタグのActiveにチェックを入れ、アクティブにします。
③最後に、RenderingタグのSmoke ShaderのChannelからDensityを選択し、シミュレーションをStartさせます。
表示モードVPRにして、炎と煙のイメージをみます。Editi Mappingを開いてグラフをいじって完了です。
Ⅲ.流体の障害物衝突
このコーナーでは、最後に炎や煙が天井や壁の衝突するシーンの基礎で、TFDの基礎ヒントを終わりにします。
①箱型の部屋、ないし壁や天井などをモデリングしてシーンに送り、Make Collison を適用します。
②炎で設定したContainerパネルのGrid Sizeを、上記の部屋よりも大きくしないとTFDがシミュレーションしないので、
部屋よりも大きい値を入力して、BOXを相応しい位置に移動させます。シミュレーションをstartさせて完了です。
追記注:
20××バージョン以降のLightWaveを使う場合は、レンダリングプロパティのヴォリューメトリックタブの
「レガシーヴォリューメトリック使用に」必ずチェックを入れること!そうでないと、TFDはレンダリングされません。
以上、TFDの基礎ヒントでした。完成CGアニメは、下記の動画をご覧ください。